東海道新幹線は日本の鉄道の中でも最速で目的地に到着する鉄道として多くの人々から注目を集めました。最初に登場したのは東海道新幹線です。これは1964年10月1日に開業した路線で、東京駅と新大阪駅間を結ぶ路線として誕生しました。さらに、新大阪より山陽方面に向かう路線が登場したのは1972年3月15日です。1982年には上野駅と盛岡駅を結ぶ東北新幹線が登場し、2つの路線を利用する事で、広島などから盛岡までを在来線を含め2度の乗り換えで行き来が出来るようになりました。
しかしながら、こうした路線が登場する事で、従来日本の鉄道として利用が行われていた特急列車や寝台列車の数が徐々に減少し、寝台列車においては極一部の路線のみなっています。列車の旅を楽しみたい人にとって、特急列車や寝台特急の廃止は寂しいものがあるなどと言われています。
高速移動が現代の中では主流であり、飛行機を選ぶ人も少なくありません。しかし、飛行機の場合には空港までのアクセス時間、搭乗してから飛び立つ時間、目的地に到着してから荷物を受け取る、最寄りの駅までの移動時間の事を考えた場合、鉄道の方が短時間でアクセスが出来るケースもあるなど、利用する区間においては鉄道の方が便利なケースが多くあります。